GOUKIZM

2012-02-14

PAのなりたち


勝ちPA等がユーザー間で嫌われてます。
まーこれは日本人特有の過剰な反応で、マナーを重視するがあまりに悪意にとってしまうのでしょう。行為の是非はさておき、日本の一部においてトラブルの原因になってるのは間違ありません。

ではなぜあのような物をカプコンが導入したのか、それを少し掘り下げたいと思います。

PAってそもそも挑発として作られて跡付けで効果が足された物です。
その根拠は以下の通りです。が、あくまで個人的な感想ですのであしからず。

はしりはXMENのサイロックの挑発。
当時、カプコンから出されていた本格的な対戦格闘ゲームはスト2とヴァンパイアのみでした。
XMENはヴァンパイア発売から半年後くらいの発売だったと思います。
格闘ゲームの裾野を広げるため、アメリカの人気コミックスからキャラクターを拝借して格闘ゲームを発売しました。
挑発はアメコミキャラの性格まで表現してみようっていう遊び感覚で、当時流行だった隠し要素としてサイロックのみに導入されました。
使ってる人はそのキャラのなりきり感を楽しめるという試みだったように記憶しています。

それが斬新だったのでZEROシリーズにも採用されました。
キャラ特有のデモンストレーションが遊び要素として使われ、ラウンド終了後に動ける事もありコンボ的要素が好まれる時代背景もあり、試合後の追い討ちでコンボの最後に挑発を入れることが一つの
流行になりました。

同じ時期に発売されたSF3シリーズにも同様の挑発があったけど、シリーズを経るごとに、じょじょに悪意として使われるようになってきたために3rdでは明確な効果をつけて差別化をはかったのです。

もともと戦いに向けるキャラクターの姿勢を表現するにあたり、アメコミキャラだったから挑発でもカッコよかったのに、それをSFシリーズ全員が挑発行為に近いものにした事が最大の失敗だったかなと思います。

戦う事に関係ないしぐさをする事が挑発行為に取れるのでどうすればいいってのはむずかしいですが、たとえばリュウならお辞儀でもよかったんじゃないですかね。
試合後に挑発するより、お礼が出来るので気持ちいいかもしれません。

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